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楽しかった四国の話を書いてると
お別れのときのあの寂しい気持ちが甦る。。。 ちょっと辛いので話題を変えよう。。。笑 こちらに戻ってから meloさんのコチラの記事を目にする。。。 ザクロか~。。。 ★★★★★★★★★★ 幼少期の ザクロの記憶が甦る。 小学生になってからも 祖父母の家に 一人だったり幼い妹を伴って 遊びに行くことがよくあった。 祖父母の家の道を挟んだ向い側に 重厚な日本家屋のお宅があった。 (※家は奥まった位置にあり その邸宅はうっそうとした竹林を後ろに構え、 庭には苔むした岩に囲まれた池があり、 広い庭園には果樹がたくさんあった。) 祖父母の家の玄関を出ると、 イヤでもそのお宅が目にはいるわけで、、、 その立ち姿は、、、 印象で言うと。。。さしずめ水墨画の灰色。 いつも薄闇の中にあるような 天気がよくてもそこだけ曇っているような・・・そんな感じ。 その灰色の世界に 四季の中で唯一鮮やかな紅色が灯ることがあったのだ。 それが初秋のザクロ。 水墨画の中に色鮮やかなザクロ。 熟れると口をパックリ開けて見せるその艶姿は 大人の口紅の色みたい。。。 子供心には鮮明すぎる。。 ザクロをジーっと見つめては どんな味がするのだろう、、 いや、そもそもたべられるものなのか? ・・・と、 想像をめぐらすのが好きだった。 祖父母の家に通っているうちに ザクロの家の叔母さんとも仲良くなった。 その家には 不思議がたくさんあった。 重厚な日本家屋、小さいから余計に大きく感じたものだが、、、 2階にはダレも行かないのだそうだ。。。 と、いうか行ってはいけないのだそうだ。。。 俗に言う「開かずの間」。 ほんとにいつも雨戸が閉まっている。 開いているところを 私は見たことがない、、、 きっと作り話なのだろうが、、、 ザクロの家の叔母さんが聞かせてくれた 家の2階に住みつくお化けのお話しはワクワクするもので 恐怖はなかった。 私があまりにうっとりとザクロの木をみつめていたのだろう。 あるとき ザクロの家の叔母さんがこう言った。 『ごんちゃん? もうこのザクロは食べごろだよ おばちゃんと一緒にオヤツにしようか?』 そのときの舞い上がるような気持ちを今でも覚えている。 思わず叫んだ 『おばちゃんwありがとう!! この紅いのキレイね、、私いつも見てたのぉぉぉ』 ザクロの家の叔母さんはニコニコ笑って ザクロをふんだんに捥いでくれた。 憧れて初めて食べたザクロの味。 それはそれは水水しくて、、、美味しく感じた。 パっと甘味が拡がると アっという間にその余韻は消えてしまう。。。 もっともっと・・・な味だった。 叔母さんはザクロを食べながら鬼子母神のお話しをしてくれた。 ザクロの叔母さんはお話しが上手だった。 鬼子母神に同情し 「今、私は鬼子母神と同じ果物を食べてるんだ~。。。」 と、 ザクロに感情移入もした。 こんな味の血があるなら 何リットルでも飲もうではないかww(違) 時が経ち、 いつしかザクロの叔母さんも歳をとり 私をみても私だとわからなくなったり(太りすぎた?w) 病気がちになって外で余りみかけなくなった。。 加えて私は大人になってきて用事がないと寄り付かなくなったりで 足が遠のいてしまったのだが、、、 ・・・・そんなこんなで(どんな?笑) 私にとって ザクロは淡い記憶とともに神聖な食べ物なのだ。 ★★★★★★★★ アメリカにきてからもザクロが出回ってたので (どうやら産地が近くにあるらしい。。) とても嬉しく感じた。 1ポンド1.99ドル、、、 全然安くないけど(笑) 思わず一つだけ買ってみた。 それがこれ 割れてないけどずっしり重い。 こりゃー期待できまつw 割ります。。。わぁ~キレイだねんww さらに割ります・・・割ります・・・ 食べますwww (@@))))ぬををを・・・ ん。 甘くて美味しい。。。 やっぱりもっと・・もっと・・・な味であるます。 1時間かけて食べ切りましたw ちなみに、、、 どうでもいい話ですが こういう細かいものを私は一粒ずつ食べるのが好きであります。(例えばベビースターラーメンなんかも1本ずつ食べるます) なんだかずーっと食べてても ヘルシーな気がするから(大勘違w)。 ちょっと思い出話でありました。
by gonchaninusa
| 2009-11-12 01:56
| アメリカ
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